伊丹の皆様、こんにちは。9月15日、火曜日ですね。
週の始まりも2日目となり、お仕事や家事など、それぞれのペースで進められていることと思います。
本日は、病院の検査では異常がないのに
「どれだけ寝ても疲れが取れない」
「朝起き上がるのが本当に辛い」
というお悩みに隠された、『副腎(ふくじん)』という臓器の疲労について。
長引く腰痛と極度の疲労感が、どのようにして根本から紐解かれていったのか。
理学療法士の解剖学・生理学的な視点から分かりやすく解説いたします。
1. 【お悩み】休んでも抜けない疲労感と、朝起き上がれない腰痛
今回ご紹介するのは、日々のプレッシャーや忙しさから、慢性的な疲労と腰痛に悩まされていた方のケースです。
「週末にいくら寝ても疲れが全く抜けず、とにかく身体が重だるい。特に朝起き上がる時に腰の奥がズーンと痛んで、しばらく動くことができない」とのことでした。
ご自身では「腰の筋肉が凝り固まっているせいだ」と考え、強めのマッサージに通ったり、腰を力任せにストレッチしたりとケアをされていましたが、翌日にはまた元の重だるさに戻ってしまっていました。
2. 原因は腰ではなく、ストレスと闘う臓器「副腎」に
「副腎」とは、腎臓の上にあるクルミほどの小さな臓器で、人間がストレスを感じた時に、それに打ち勝つためのホルモンを出してくれます。
しかし、仕事の重圧や睡眠不足などのストレスが長く続くと、脳からの指令システムがパニックを起こし、副腎が疲労困憊してしまいます(予防医学などではこれを「副腎疲労」と呼ぶこともあります)。
防衛隊長である副腎がダウンしてしまうため、ストレスに対抗できなくなり、「寝ても取れない極度の疲労感」に襲われていたのです。
3. 【メカニズム】内臓の緊張が「大腰筋」を固め、酸欠を引き起こす
では、なぜ副腎の疲れが「腰痛」を引き起こすのでしょうか。
副腎と腎臓は、背骨から太ももへと繋がる腰のインナーマッスル「大腰筋(だいようきん)」のすぐ上に乗っており、それらは同じ「筋膜」で包まれています。
内臓が疲労して周囲の組織に炎症や緊張が起こると、神経の反射(内臓体壁反射)や筋膜の癒着によって、すぐ隣にある大腰筋までが道連れになり、ギュッと過剰に収縮してしまいます。
固まった腰回りの筋膜が、その中を通る太い血管を物理的に押し潰すと、古い血液が流れ去らずに骨盤内に滞留する「うっ血(静脈血の滞留)」が起こります。
組織がうっ血して渋滞を起こしていると、細胞レベルで「組織的な酸欠状態」に陥ります。
この酸欠状態こそが、朝起き上がれないほどの重だるい腰痛の医学的な正体だったのです。
4. 【施術】腰は揉まず、内臓が深呼吸できる空間を作る「全身調整」
患部は内臓からの影響と「うっ血・酸欠」で悲鳴を上げている状態です。
ここに対して、腰を強い力でゴリゴリ揉みほぐすと、お身体は防衛本能(筋性防御)を働かせ、さらに強固に筋肉を固めてしまいます。
そのため、実際の施術では痛む腰を直接揉みほぐすような対症療法は行いませんでした。
姿勢を丸めて内臓を押し潰している「胸郭(肋骨)の硬さ」や、
内臓の受け皿となっている「骨盤の歪み」に対して、繊細な手技で丁寧に紐解く「全身調整」を行いました。
5. 【変化】うっ血が流れ、細胞の隅々まで酸素が巡るお身体へ
優しいアプローチで骨格のツッパリが取れると、お腹の中に空間ができ、副腎や腎臓を縛り付けていた筋膜の癒着がスッと解放されます。
内臓が本来の正しい位置で働けるようになると、物理的に潰されていた血管の通り道がパッと開通します。
滞っていた「うっ血」が流れ出し、細胞の隅々にまで新鮮な酸素が行き渡ることで組織の「酸欠」が解消されていきました。
施術後は、「腰を揉まれていないのに、腰の奥の重さが消えました!視界もクリアになって、身体が本当に軽いです」と、本来のしなやかなお身体の変化を実感していただけました。
「いくら休んでも疲れが抜けない」
「マッサージで治らない重い腰痛がある」
とお悩みの方は、ぜひ伊丹市の当院へご相談ください。
痛みの局所だけでなく、内臓と骨格の繋がりから根本原因を優しく紐解き、無意識でも心地よく動ける健やかな日常を取り戻すサポートをしっかりとさせていただきます。
今週もご無理をなさらず、健やかにお過ごしくださいね。
EPoch Body+のご予約はホットペッパービューティーから受け付けております。
