伊丹の皆様、こんにちは。
9月20日、日曜日ですね。
シルバーウィークの中日となり、テーマパークやご旅行などで、いつもより長く歩き回って足腰がパンパンになっている方も多いのではないでしょうか。
本日は、行楽の秋に急増する「歩き疲れによる、足や腰の強烈なだるさ」について。
「足が疲れたからふくらはぎを揉もう」とする前に、
ぜひ知っておいていただきたい理学療法士の解剖学的な視点と、
身体の土台となる「足首の構造」について分かりやすく解説いたします。
1. 1日1万歩の衝撃を受け止めているのは「どこ」か?
連休中のお出かけでは、気がつくと1日で1万歩〜2万歩も歩いていることが珍しくありません。
硬いアスファルトの上を歩くたび、人間のお身体には体重の約3倍もの衝撃が下から突き上げてきます。
この膨大な衝撃を一番最初に受け止め、上にある膝や腰、そして脳にダメージがいかないようにクッションの役割を果たしているのが「足元」です。
2. 足と全身を繋ぐ操縦桿「距骨(きょこつ)」
そのクッション機能の中心であり、足とスネを繋ぐ関節のど真ん中にあるのが「距骨(きょこつ)」という小さな骨です。
距骨には筋肉が一切くっついておらず、積み木のように他の骨に挟まれているだけの非常に特殊な構造をしています。
筋肉に縛られていないため自由度が高く、歩くたびに前後左右に細かく動きながら、
地面からの衝撃を逃がす「高性能なサスペンション」として働いています。
3. 距骨のズレが「膝・腰の痛み」に直結する(運動連鎖)
しかし、長時間歩き続けて足の裏のアーチが疲労で潰れてきたり、サイズの合わない靴を履き続けたりすると、
この距骨が正しい位置からミリ単位でズレて、ガッチリと動きが固まってしまいます。
サスペンション(距骨)が固まったまま歩き続けるとどうなるでしょうか。
足元で吸収しきれなくなった衝撃は、そのままダイレクトに上の関節へと突き刺さります。
足首が動かない分をカバーするために「膝」がねじれ、そのねじれを吸収するために「骨盤」が不自然に揺れ、最終的に「腰」の筋肉が無理をして全身のバランスを保とうとします。
旅行の翌日に「ふくらはぎだけでなく、なぜか膝や腰まで痛くなる」のは、
距骨のロックから始まるこの負の連鎖(代償動作)が原因なのです。
4. パンパンなふくらはぎを「強く揉む」だけでは解決しない
このように、歩き疲れによる下半身の不調の根本には「距骨のズレと足首のロック」が隠れています。
ここに対して、
「ふくらはぎが張っているから」
「腰が痛いから」と、
表面の筋肉だけを力任せに強く揉みほぐしても、根本的な解決にはなりません。
サスペンション(足首)が壊れたままでは、立ち上がって歩き出した瞬間にまた膝や腰への強烈な負担が始まり、
すぐに元のガチガチな状態に戻ってしまいます。
さらに、疲労困憊の筋肉に強い刺激を加えると、お身体の防衛本能(筋性防御)が働き、筋肉を余計に固くロックしてしまう悪循環に陥ります。
5. 土台から全身の張力を整える「全身調整コース」
だからこそ、私がご提供する施術では、痛む局所だけを強く揉むような対症療法は行いません。
理学療法士として培ってきた解剖学と動作分析の知識をベースに、お身体に全く負担をかけないソフトなタッチの「全身調整コース」をご提供しています。
「腰痛」や「足のむくみ」のご相談であっても、必ず土台である距骨のポジションや、
足指の筋膜の癒着からチェックし、数グラム単位の繊細な手技で丁寧に紐解いていきます。
お身体が安心する優しい手技で距骨が正しい位置(ニュートラル)に戻ると、
足首が本来のしなやかな動きを取り戻します。 サスペンションが復活することで、
上に乗っている膝や骨盤がピタッと安定し、無理をして支えていた腰やふくらはぎの筋肉は、もう頑張る必要がなくなります。
局所を強く揉まなくても、全身が嘘のようにフワッと軽くなるのです。
「旅行の翌日から足腰の痛みが抜けない」
「少し歩いただけで腰が張ってくる」
とお悩みの方は、ぜひ伊丹市の当院へご相談ください。 力で無理やり押し込むのではなく、
全身の繋がりから根本原因を優しく紐解き、無意識でも心地よく歩ける健やかな日常を取り戻すサポートをさせていただきます。
引き続き、ご家族で笑顔あふれる素敵なシルバーウィークをお過ごしくださいね。
EPoch Body+のご予約はホットペッパービューティーから受け付けております。
