とうとう2021年も終わりを迎えますね。
さて、1年の終わりといえば「大晦日」。
そもそも毎月の最終日を「晦日」と呼ぶようで、1年の最後の晦日である12月31日を「大晦日」と呼ぶようになったようですよ。
大晦日の行事は平安時代から始まったとされています。
新しい年の穀物に実りをもたらしてくれる「歳神様」を祀るための準備だったようです。
この「歳神様」は全ての家を訪れるとされていたため、大晦日からは家にこもって眠らずに夜通しで祈願する「年籠り」をすることが習慣になったようです。
その後、時代が変わるにしたがって、歳籠りの形が変わって、今の初詣に繋がっているようです。
ちなみに私の幼少期に実家では大人たちは夜通し「麻雀」、私たち子供はファミコンの「仮面ライダー倶楽部」という信じられないくらいに時間のかかるゲームのクリアにチャレンジしていますた。
さて、そんな大晦日ですがやることが色々とありますよね？
歳神様をお出迎え 大掃除は必要不可欠な儀式
まずはお掃除。
これは家に訪れる「歳神様」をしっかりと迎え入れるために必要不可欠な儀式をなります。
地域によって多少の違いはあるようですが、一般的には12月13日から始めて大晦日までに終わらせなければいけません。
31日の大晦日にはほとんどを終わらせておいて、最後に簡単に仕上げるくらいまにしておかなければいけないようです。
ただし、12月29日は「二重苦」を連想するとして、大掃除はしない方が良いとされています。
さらに年が明けた1月1日も掃除をしてはいけません。
せっかく訪れている「歳神様」を掃き出す行為に繋がるからです。
また掃除の延長線上として
門松
門松
鏡餅
しめ縄などのお正月飾りもありますが、これらは遅くとも30日までに飾ってください。
。
31日に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされています。
煩悩を取り払って 心を洗う除夜の鐘
２つ目は除夜の鐘
除夜の鐘を撞く回数は108回。
これは人の煩悩の数と言われていて、煩悩を取り払うとされています。
鐘自体もちゃんとした仏具で「梵鐘」と言って、迷い
確かに鐘の荘厳な音を聞くと、心が洗われる気がしてきますよね。
そばを食べて「細く長く生きる」 「災厄を断ち切る」
３つ目は年越し蕎麦。
年越し蕎麦の習慣は比較的新しくて江戸時代に始まったとされています。
欲張ることなく「細く長く生きていこう」といった意味を込めて食べられたようです。
この意味で食べることはよく知られていますが、それだけでなく、蕎麦の切れやすさから「1年の災厄を断ち切る」という意味でも食べられているようです。
また現在は一部地域でうどんを食べる習慣に変わったなんていう地域もあるようですよ。
1年の振り返り 溜まった悪いものを全てリセット
いかがでしたか？
年が変わるということで何をするにしても、きっかけになりやすい時だと思います。
家や部屋で、1年を振り返って、溜まってしまった悪いものを洗い流してリセットするのも追い出しましょうね。
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