伊丹の皆様、こんにちは。9月8日、火曜日ですね。
少しずつ秋の気配が深まり、朝晩は涼しい風が心地よく感じられるようになってきました。
昨日の重だるさを引きずらず、今週も健やかにスタートできていますでしょうか。
本日は、「マッサージに行っても翌日には腰が痛くなる」と長年悩まれていたデスクワークの方のケースを通じて、慢性的な腰痛から抜け出すためのヒントをお伝えします。
1. 今回の事例:強く揉まないと気が済まない「慢性腰痛」
今回ご紹介するのは、デスクワーカーの患者様です。
お悩みは、10年以上続く「慢性的な腰痛」でした。
「とにかく腰が重だるくて、強い力でマッサージしてもらわないと仕事に集中できない」
「でも、強く揉んでもらった翌日には、もう元のガチガチな腰に戻ってしまう」
このような状態が長く続き、「自分の腰痛は一生付き合っていくしかない体質なんだ」と半ば諦めかけていたそうです。
2. 理学療法士の視点:痛い「腰」は負担を背負わされていました
初回のカウンセリングでお身体の動きを詳しくチェックしていくと、ある事実が浮かび上がってきました。
それは、痛みを訴えている「腰」には根本的な原因がなく、腰の筋肉はただ
「動かない上下の関節の分まで無理をして働き、負担を一人で背負い込んでいる状態」だったということです。
本当の震源地は、「胸椎(背中の骨)」と「股関節」にありました。
解剖学的に見ると、腰の骨(腰椎)は本来あまり大きくねじったり曲げたりする構造にはなっていません。
大きく動く役割を担っているのは、その上下にある胸椎と股関節です。
しかし、長年のデスクワークなどで背中が丸まり「胸椎」が固まり、座りっぱなしで「股関節」の筋膜が癒着してしまうとどうなるでしょうか。
動かなくなった胸椎と股関節の分まで、本来は安定しているべき「腰」が無理に捻られたり曲げられたりして、過剰な動きを強いられます。
この負担の丸抱えが、腰の筋肉を四六時中緊張させていた根本原因でした。
3. 「強い指圧」が治らないループを作っていた
この患者様が長年悩まれていた「マッサージの翌日に痛みが戻る」という現象も、構造的に見れば当然の結果でした。
腰の筋肉は、動きの悪い胸椎や股関節をカバーし「これ以上腰の骨が動きすぎて壊れないように」と、必死に防御して固まっています。
そこに強い力でゴリゴリと指圧を加えると、お身体は「腰の安定性が保てなくなって危ない!」と危機感を覚えます。
結果として、防衛反応が働き、身体を守るために後からさらに筋肉を強固にロックしてしまうのです。
これが、強い刺激を求めれば求めるほど、筋肉が硬くなってしまう悪循環の正体です。
4. 「全身調整」の変化:原因が解ければ腰は自然と緩む
施術では、過労状態にある腰を直接強く揉むことは一切いたしませんでした。
理学療法士として15年間培ってきた動作分析の視点をベースに、非常にソフトなタッチの「全身調整」を行いました。
アプローチしたのは、根本原因である「胸椎(肋骨周り)」の柔軟性と、「股関節」周囲の筋膜の癒着です。
数グラム単位の優しい手技で胸郭の動きを広げ、股関節がスムーズに動くように丁寧に紐解いていくと、身体の連動性が蘇ります。
すると、これまで上下の関節を必死にカバーし続けていた腰の筋肉は、「もう自分が無理して動かなくても大丈夫だ」と判断し、
施術中に自然とフワッと緊張を解いてくれたのです。
「腰をあまり揉まれていないのに、立ち上がった時に腰が軽いです」と、患者様も大変驚かれていました。
5. 慢性的な不調は「原因探し」が改善の第一歩
その後、数回の全身調整を重ねることで胸椎と股関節の本来の動きが定着し、現在では「強く揉まれないと辛い」という悪循環から見事に卒業されています。
慢性的な不調の多くは、痛みを感じている部分とは全く別の場所に「根本的な原因(別の関節の硬さや姿勢のクセなど)」が隠れています。
そこを見つけ出さずに局所だけをマッサージし続けても、残念ながら時間と費用の堂々巡りになってしまいます。
「どこに行ってもすぐ痛みが戻ってしまう」
「長年の不調は諦めている」
という方は、ぜひ一度、伊丹市の当院へご相談ください。
無意識でも心地よく動ける健やかなお身体を取り戻すために、しっかりと根本原因からサポートさせていただきます。
それでは皆様、今週もご自身のペースで健やかにお過ごしくださいね。
【当院の全身調整について】
「バキバキされるのが怖い」
「強く揉まれると後が辛い」
という方もご安心ください。
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