伊丹の皆様、こんにちは。9月6日、日曜日ですね。
昨日の雨上がりから一転、少し涼やかな風が心地よい休日となりました。
お出かけされている方も、ご自宅でゆっくりと過ごされている方も、今週一週間の疲れを癒やす良いお時間をお過ごしください。
本日は、休日にスマホで動画を見たり、ゲームをしたりする時間が増える方にぜひ知っていただきたい、
「目の疲れ(眼精疲労)」
「首こり・姿勢の崩れ」
の構造的な繋がりについて、理学療法士の解剖学的な視点から解説いたします。
1. 目と首をダイレクトに繋ぐ「頚眼反射」
「スマホやパソコンを長時間見ていると、首の付け根が痛くなる」 多くの方が経験するこの症状ですが、
これは単に「下を向いているから首が疲れる」というだけの理由ではありません。
解剖学的に、私たちの「目の動き」と「首の筋肉」は神経の反射によって強力に連動しています。これを「頚眼反射(けいがんはんしゃ)」と呼びます。 頭の後ろ、頭蓋骨と首の骨の境目には「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」という小さな筋肉の集まりがあります。試しに、後頭部の生え際あたりに指を軽く当てたまま、目玉だけを左右に動かしてみてください。指の下で筋肉がピクピクと動くのが分かるはずです。
2. 目の過労が、首の筋肉を「酸欠状態」にする
この反射メカニズムがあるため、小さな画面の文字を追ったり、動画の激しい動きを目で追ったりしている間、首の奥にある筋肉は休むことなく常に細かく収縮し続けています。
さらに、画面のピントを合わせるために目のピント調節筋(毛様体筋)が疲労すると、自律神経の緊張モード(交感神経)が優位になります。
交感神経が働きすぎると血管が収縮するため、常に働き続けている首の筋肉への血流がさらに悪化し、極度の酸欠状態(虚血)に陥ります。
これが、眼精疲労に伴う「刺すような首の付け根の痛み」や「緊張型頭痛」の正体です。
3. 首の緊張が「全身の姿勢」を前へと崩していく
目の疲れによる後頭部の緊張は、首だけの問題に留まりません。
人間の身体は、頭のてっぺんから足の裏まで「筋膜」という一枚のボディースーツで繋がっています。
首の付け根(後頭下筋群)がガチガチに固まると、その筋膜の引きつれは背中を伝って骨盤にまで波及します。
頭が前に引っ張られると同時に、バランスを取るために背中は丸まり、骨盤は後ろに倒れてしまいます。
つまり、「たかが目の疲れ」と思って放置していると全身の姿勢が崩れ、結果的に腰痛や背中の張りまで引き起こしてしまうのです。
4. 痛い首を揉むのではなく、土台から「全身調整」を
このように、首こりや頭痛の根本原因が「目の過労に伴う自律神経や筋膜のエラー」にある場合、痛む首元を強い指圧でゴリゴリと揉みほぐすのは逆効果になります。
デリケートな首の神経や筋肉に強い刺激を与えると、お身体は防御反応を起こし、かえって筋肉を強固にロックしてしまいます。
そのため、私がご提供する施術では、痛む首を無理に揉むようなアプローチは行いません。
理学療法士として15年間培ってきた動作分析の視点と解剖学の知識をベースに、非常にソフトなタッチの「全身調整」を行っています。
姿勢を崩す原因となっている骨盤の傾きを整え、呼吸を浅くしている胸郭(肋骨)の硬さを丁寧に解きほぐしていきます。土台が安定し、深い呼吸ができるようになると、自律神経がリラックスモード(副交感神経)に切り替わり、目の奥や首の過剰な緊張も自然とフワッと解けていくのです。
5. 目を閉じて「視覚情報」を遮断する
休日は身体を休めているつもりでも、スマホやテレビを見ている間、脳と首の筋肉は常にフル稼働しています。
今日のような日曜日は、1日数分でも構いません。
「ただ目を閉じて、視覚情報を完全に遮断する時間」を作ってみてください。
ホットアイマスクなどで目元を温めながら目を閉じるだけで、頚眼反射による首の緊張がリセットされ、お身体の回復力はぐんと高まります。
「首や肩をマッサージしても、すぐに重だるさが戻ってしまう」
とお悩みの方は、ぜひ伊丹市の当院へご相談ください。
無意識の緊張からお身体を解放し、心地よく過ごせる日常をサポートさせていただきます。
それでは皆様、心穏やかな良い休日をお過ごしください。
【当院の全身調整について】
「バキバキされるのが怖い」
「強く揉まれると後が辛い」という方もご安心ください。
EPoch Body+のご予約はホットペッパービューティーから受け付けております。
