伊丹の皆様、こんにちは。
9月10日、木曜日ですね。
週の後半に入り、デスクワークや毎日の家事で、お身体に疲れが溜まってくる頃ではないでしょうか。
本日は、多くの方が経験する
「長時間座りっぱなしで、立ち上がる時に腰が痛い」
「腰がスッと伸びない」
というお悩みについて。 実はこの痛み、腰そのものが悪くなっているわけではありません。
理学療法士の解剖学的な視点から、そのメカニズムを分かりやすく解説いたします。
1. 座りっぱなしの身体で起きている「筋膜の癒着」
デスクワークや車の運転などで長時間同じ姿勢で座り続けている時、お身体の中では何が起きているのでしょうか。
座っている間、人間の「股関節」はずっと曲がった状態になっています。
私たちの身体を包む「筋膜」は、同じ姿勢で動かない時間が長くなると、組織の水分が失われてベタッと張り付く性質を持っています。
つまり、長時間座り続けることで、股関節の前側で背骨と足を繋ぐ重要な腸腰筋やその周辺の筋膜が縮こまったまま、強力に癒着して固まってしまうのです。
2. 「腰が伸びない」のではなく「股関節が伸びない」
「立ち上がる時に腰が伸びなくて痛い」と感じる方は非常に多いです。
しかし解剖学的に見ると、伸びていないのは腰ではなく、実は「股関節の前側」です。
本来、私たちが立ち上がる時は、曲がっていた股関節がスッと真っ直ぐに伸びることで、スムーズに上半身を起こすことができます。
ところが、長時間座って腸腰筋などの股関節の前側が癒着し、シートベルトのようにガッチリと固まってしまうと、
いざ立ち上がろうとしても股関節が前へ伸びてくれません。
3. 腰が無理な働きをして負担を背負い込む
股関節が真っ直ぐに伸びてくれない状態でも、私たちはなんとかして立ち上がり、前を向いて歩かなければなりません。
そこで脳は、股関節の代わりに「腰の骨(腰椎)を無理やり反らせる」ことで、上半身を起こそうとします。
本来、腰の関節はそれほど大きく動く構造にはなっていません。
動かなくなった股関節の分まで腰が過剰に反らされ、無理をして働き、負担を背負い込んでいる状態。
これが、長時間座ったあとに立ち上がる際、腰に「イタタ…」と鋭い痛みが走る構造的な理由なのです。
4. 痛む腰を「強く揉む」のは逆効果です
このように、腰は他の関節(股関節)のカバーをして過労状態に陥っています。
痛いからといって、無理に腰を反らせるストレッチをしたり、強い力で指圧をしてゴリゴリ揉みほぐしたりするのは逆効果になります。
限界を迎えている筋肉に強い刺激を与えると、お身体は防御反応(伸張反射や筋性防御)を働かせ、「筋肉が壊される!」と危機感を覚えて、さらに強固にロックをかけてしまうからです。
5. 「全身調整」で股関節からスムーズに動ける身体へ
だからこそ、私がご提供する施術では、痛む腰を直接揉んだりバキバキ鳴らしたりするようなアプローチは行いません。
理学療法士として15年間培ってきた動作分析の視点に基づき、ソフトなタッチの「全身調整」を行っています。
痛みを訴えている腰にはほとんど触れず、立ち上がる動きを邪魔している「腸腰筋をはじめとする股関節周りの筋膜の癒着」や、姿勢の土台となる「骨盤の傾き」を、数グラム単位の繊細な手技で丁寧に紐解いていきます。
お身体が安心する優しいアプローチで股関節がスムーズに伸びるようになれば、
腰が無理に反って負担を背負う必要がなくなります。
長時間座ったあとでも、スッと自然に立ち上がれる心地よさを実感していただけるはずです。
「デスクワークのあとに腰が伸びない」
「マッサージに行っても慢性的な腰痛が変わらない」
とお悩みの方は、ぜひ伊丹市の当院へご相談ください。
無意識でも心地よく動ける健やかなお身体を取り戻すために、根本原因からしっかりとサポートさせていただきます。
週末まであと一息。
ご無理をなさらず、健やかにお過ごしくださいね。
【当院の全身調整について】
「バキバキされるのが怖い」
「強く揉まれると後が辛い」
という方もご安心ください。
EPoch Body+のご予約はホットペッパービューティーから受け付けております。
