伊丹の皆様、こんにちは。
9月9日、水曜日ですね。
週の半ばに差し掛かり、お仕事や家事の疲労が少しずつお身体に溜まってくる頃ではないでしょうか。
今週もご無理をなさらず、ご自身のペースでお過ごしくださいね。
本日は、当院が「なぜ強い力でマッサージをしないのか(バキバキしないのか)」という最大の理由でもある、
「伸張反射(しんちょうはんしゃ)」という医学的なメカニズムについて、理学療法士の視点から解説いたします。
1. 今日の専門用語:「伸張反射」とは身体の防衛システム
「伸張反射(しんちょうはんしゃ)」とは、筋肉が急激に引き伸ばされた時に、
「これ以上伸ばされると筋肉が切れて壊れてしまう!」
と中のセンサー(筋紡錘)が瞬時に判断し、無意識に筋肉をギュッと収縮させる防御システムのことです。
膝のお皿の下を叩くと、足が勝手にピクッと跳ね上がりますよね。あれが反射です。
このシステムがあるおかげで、私たちは筋肉や関節のケガを未然に防ぐことができているのです。
2. マッサージの「揉む・押す」が反射のスイッチを入れる
「引き伸ばされた時の反射なら、マッサージは関係ないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、ガチガチに凝り固まった肩や腰を、外から強い指圧でゴリゴリと揉みほぐす行為は、皮膚の下にある筋繊維を物理的に無理やり「引き伸ばす」ことになります。
強い力が加わった瞬間、筋肉は「無理に引き伸ばされて壊される!」と危険を察知し、この「伸張反射」が強烈に働きます。
さらに、強い刺激(痛み)に対して身体を守ろうとする「筋性防御(きんせいぼうぎょ)」という別の反射も同時に起こります。
マッサージ中に「イタ気持ちいい」と感じていても、実は筋肉の奥深くでは、強い力に抵抗してさらに硬くロックをかけているのです。
3. 「揉み返し」の正体は、筋肉の防御反応と微細な損傷
強いマッサージを受けた翌日に、かえって身体が重だるくなったり、痛みが強くなったりする「揉み返し」。
これは単なる好転反応などではなく、伸張反射や筋性防御によって筋肉が過剰に緊張し、筋繊維が微細な損傷を起こしている状態(軽い肉離れのような状態)です。
この状態を繰り返すと、脳は「もっと強い鎧を作って身体を守らなければ」と学習してしまいます。
その結果、少しの刺激では満足できなくなり、筋肉はどんどん分厚く、硬く、血流の悪い状態へと悪化していくという悪循環に陥ってしまうのです。
4. 筋肉は「力」ではなく「安心」で緩む
このように解剖学・生理学的なメカニズムを紐解くと、筋肉は「強い力で揉む」ことで緩むのではなく、脳が「ここは安全だ」と「安心する」ことで初めて自然に緊張を解くことが分かります。
だからこそ、私がご提供する施術では、お身体の防衛本能(伸張反射や筋性防御)を呼び起こすような強い指圧や、バキバキと関節を鳴らすようなアプローチは一切行いません。
5. 根本原因に優しくアプローチする「全身調整」
理学療法士として15年間培ってきた動作分析の視点に基づき、当院では非常にソフトなタッチの「全身調整」を行っています。
痛みを出して過敏になっている筋肉には無理に触れず、姿勢を崩す根本原因となっている「骨盤の傾き」や「肋骨(胸郭)の硬さ」「筋膜の癒着」を、数グラム単位の繊細な手技で丁寧に紐解いていきます。
土台の関節が正しい位置にカチッと安定すると、脳は「もう筋肉を固めて姿勢を防御しなくても大丈夫だ」と安心し、結果として肩こりや腰痛が自然とフワッと解けていくのです。
「強いマッサージに行ってもすぐに不調がぶり返す」
「揉まれるたびに肩が硬くなっている気がする」
とお悩みの方は、ぜひ伊丹市の当院へご相談ください。
力に頼らない医学的なアプローチで、無意識でも心地よく動ける日常を取り戻すサポートをさせていただきます。
週の後半戦も、健やかにお過ごしくださいね。
【当院の全身調整について】
「バキバキされるのが怖い」
「強く揉まれると後が辛い」
という方もご安心ください。
EPoch Body+のご予約はホットペッパービューティーから受け付けております。
