伊丹の皆様、こんにちは。
本日7月15日、水曜日ですね。
週の真ん中を迎え、身体の重だるさや疲労感が出やすくなってくるタイミングかと思います。
水分をしっかり摂って、無理なくお過ごしくださいね。
本日のテーマは、筋肉や骨ではなく、少し視点を変えて「肝臓(かんぞう)」について深掘りしてみたいと思います。
「整体院なのに、どうして内臓の話?」と不思議に思われるかもしれませんが、実はこの肝臓こそが、マッサージをしても治らない
「ガンコな右肩こり」や「右の腰痛」を
紐解く大きなカギを握っているのです。
肝臓は「巨大な化学工場」
「肝臓」と聞くと、アルコールを分解する臓器というイメージが強いですよね。
お酒をあまり飲まない方にとっては、自分には関係ないと思われがちです。
しかし、肝臓は人間の身体の中で最大の内臓(重さ約1.2kg〜1.5kg)であり、
実に500種類以上もの化学反応を24時間休むことなく行っている巨大な化学工場です。
食事から摂った栄養を身体が使える形に変える(代謝)、身体に入ってきた有害物質や疲労物質を無毒化する(解毒)、消化を助ける液を作る(胆汁の生成)など、私たちが生きるために不可欠な働きを黙々とこなしています。
お酒を飲まなくても、添加物の多い食事、薬の常用、睡眠不足、そして精神的なストレスが重なるだけで、この化学工場はフル稼働となり、あっという間に「機能的な疲労」を起こしてしまいます。
医学的メカニズム:なぜ「右肩」が痛むのか?
では、なぜ肝臓が疲れると「右の肩こり」になるのでしょうか。これには、医学的に明確な2つの理由があります。
① 神経の錯覚による「関連痛(かんれんつう)」
肝臓は右の肋骨の下、つまり「横隔膜」にぴったりとくっついています。肝臓が疲労して腫れたり熱を持ったりすると、隣接する横隔膜が刺激されます。
実は、横隔膜に分布している神経(横隔神経)は、首の骨(頸椎の3〜5番)から出て右肩を通っています。
そのため、横隔膜の異常信号を脳が受け取った時、脳が「右の首や肩が痛い」と勘違いしてしまうのです。これを医学用語で「関連痛」と呼びます。
② 筋膜の繋がりによる「物理的な牽引」
肝臓は非常に重たい臓器です。疲労して重力に負け、位置がわずかに下垂すると、肝臓を吊り下げている靭帯や全身を包む「筋膜」が下へと強く引っ張られます。
右側にある重たい肝臓が下へ引っ張ることで、テントのロープが引かれるように、右側の首や肩の筋膜がピンと張り詰め、血流障害と痛みを引き起こすのです。
血液を浄化し、自然治癒力のベースを作る
さらに、肝臓の疲労は「血液の質」を低下させます。
私がベースとしているオステオパシーの哲学では、「身体を治す最大の薬は、患者様自身の質の良い血液である」と考えます。
傷ついた筋肉や関節を修復するためには、栄養と酸素をたっぷり含んだ綺麗な血液が患部に届かなければなりません。
解毒工場である肝臓が疲弊していると、疲労物質や老廃物がうまく濾過されず、質の悪い血液が全身を巡ることになります。
これでは、いくら外から痛い場所をマッサージしても、組織は修復されず、痛みはすぐにぶり返してしまうのです。
肝臓の「リズム」に波長を合わせる優しい手技
「いつも右肩ばかりが凝る」
「右側の背中や腰にかけて、抜けない重だるさがある」
もしそのような症状が続いているなら、痛い場所を強く揉みほぐす前に、内臓(肝臓)からのSOSに耳を傾ける必要があります。(※もちろん、激しい痛みや急な体調不良の場合は、まずは医療機関での検査が最優先です)
私の「全身調整」では、理学療法士として培ってきた解剖学の知識と手の感覚を澄ませ、右の肋骨の下にある肝臓のエリアにそっと優しく手を添えます。
力任せにお腹をグイグイ押すようなことは決していたしません。臓器や周囲の筋膜が持っている微細な動きに静かに波長を合わせ、緊張をスルスルとほどいていきます。
肝臓周りの強張りが解け、横隔膜への刺激(関連痛)や筋膜の引っ張りが消え去った時、「肩には触れられていないのに、右肩がすごく軽くなった!」という変化を感じていただけるはずです。
伊丹市の皆様が、筋肉だけでなく身体の内側から軽やかに毎日を楽しめるよう、当院では力を使わない心地よい手技でしっかりとサポートさせていただきます。
それでは、週の後半もご自身の身体の声を大切にしながら、無理なくお過ごしくださいね。
【当院の施術について】
「痛い場所を強く揉まれると後が辛い」
「バキバキされるのが怖い」
という方もご安心ください。
理学療法士としての医学的知識と、オステオパシーの「身体全体をひとつの繋がりとして診る」哲学を融合させ、力を使わない手技で不調の「本当の原因(内臓の疲労や筋膜のねじれ)」を優しく紐解きます。
長引く痛みや原因不明の不調にお困りの方は、ぜひ一度、伊丹市の当院へご相談ください。
