伊丹の皆様、こんにちは。
本日7月31日、金曜日ですね。
いよいよ7月も最終日を迎えました。厳しい暑さの中、今週も一週間本当にお疲れ様でした。
当コラムでは曜日ごとにテーマを変えて発信しており、毎週末の金曜日は「不定愁訴(ふていしゅうそ)と健康豆知識」をテーマにお届けしています。
「しっかり寝ているはずなのに、朝から全身が鉛のように重い」
「頭にモヤがかかったようでスッキリせず、やる気が出ない」
病院で血液検査をしても「特に異常はありません、夏の疲れでしょう」と言われてしまう、
こうした原因不明の疲労感(不定愁訴)でお悩みの方が、今の時期急増しています。
本日は、医療やリハビリの現場で14年間お身体と向き合ってきた理学療法士の視点から、
この謎の疲労感の裏に隠された「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」と「迷走神経」という、人体の神秘について分かりやすく紐解いていきます。
脳と腸は繋がっている。「腸脳相関」というシステム
「お腹の調子が悪いと、なんだか気分まで落ち込む」
「極度の緊張でお腹が痛くなる」。
皆様も一度は経験があるのではないでしょうか。
実は解剖学や生理学の世界では、「脳と腸は、自律神経を通してダイレクトに会話をしている」ことが分かっています。
これを「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」と呼びます。
そして、この脳と腸を繋ぐ極太の通信ケーブルの役割を果たしているのが、首からお腹にかけて伸びている『迷走神経(めいそうしんけい)』という神経です。
私たちが心身の安定や「幸せ」を感じるために必要な『セロトニン』というホルモンがありますが、
実はこのセロトニンの約90%は、脳ではなく「腸」で作られています。
つまり、腸の働きが低下すると、脳にハッピーな信号が送られなくなり、原因不明の疲労感や気分の落ち込み(モヤモヤ感)に直結してしまうのです。
夏の冷たい飲み物が、脳に「疲労」を錯覚させる
では、なぜ夏の時期にこの「謎の疲労感」が急増するのでしょうか。
最大の原因は、冷たい飲み物やクーラーによる「腸の冷えと機能低下」です。
猛暑の中で冷たいアイスコーヒーや麦茶をがぶ飲みすると、胃腸は急激に冷やされてパニックを起こし、働きがストップしてしまいます。
すると、腸から『迷走神経』というケーブルを通って、脳に「緊急事態発生!腸が冷えて動けません!」というSOS信号が送られます。
このSOSを受け取った脳は、「身体に異常が起きている」と判断し、
全身のエネルギー消費を抑えるために、強制的に「強烈な疲労感」や「だるさ」というブレーキをかけて、私たちを休ませようとします。
つまり、あなたが感じている全身の重だるさや頭のモヤモヤは、筋肉が疲労しているからではなく、「冷えて疲弊した腸が、脳にストップをかけているサイン」だったのです。
痛い場所を「強く揉む」のが危険な理由
原因が「腸の冷え」と「迷走神経のSOS」にあるのに、だるさを取ろうとして首や肩、背中を強い力でグイグイとマッサージするとどうなるでしょうか。
強い刺激は、ただでさえエラー信号を受信して過敏になっている脳に対して、「さらに外から攻撃された!」という新たなストレスを与えてしまいます。
すると身体は防衛本能を働かせ、身を守るために筋肉をさらに緊張させてしまうため、翌日により一層の疲労感(揉み返し)を引き起こす悪循環に陥ってしまいます。
強く揉まないからこそ、血流が整う秘密
「では、この内側からの疲労感はどうやってケアすればいいの?」
そんな時は、無理に強い刺激を入れる前に、まずは身体のベースを整え、迷走神経のパニックを鎮めてあげる必要があります。
当院の施術では、身体を強い力でバキバキと矯正したり、無理に揉みほぐすようなことは一切いたしません。
非常にソフトで優しいタッチでお身体に触れ、「ここは安全ですよ」と神経に伝えてあげることで、パニックを起こしていた自律神経を落ち着かせていきます。
身体の働き(生理学)に寄り添い、無意識に入り続けていた全身の余計な力みをフワッと解いてあげることで、緊張していた迷走神経がリラックスモード(副交感神経優位)へと切り替わります。
こうして安心感を取り戻し、あなた自身の『自然治癒力』が正常に働き始めれば、お腹の奥の血流が再開し、腸の働きが回復します。
腸から脳へ「もう安全です」という信号が送られることで、憑き物が落ちたように全身の重だるさが消えていくのです。
週末は、温かい飲み物で「腸」を労わる時間を
原因不明の疲労感を感じたら、まずは週末の数日だけでも、飲み物を「常温」や「温かい白湯」に変えてみてください。
冷え切った腸を温めることが、脳の疲労を取る一番の近道です。
「病院では異常なしと言われたけれど、毎日身体がだるい」
「寝ても疲れが取れず、仕事のパフォーマンスが上がらない」
そんな方は、ぜひ一度、伊丹市の当整体院へご相談ください。
お客様にとっての分かりやすさと心地よさを第一に、14年の臨床経験に基づく負担のない優しい手技で、あなた本来の軽やかな身体を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
それでは皆様、今週末はゆっくりとお腹を温めて、心身ともに穏やかな時間をお過ごしください。
【施術について】
「痛い場所を強く揉まれると後が辛い」
「バキバキされるのが怖い」という方もご安心ください。
解剖学・生理学に基づき、お身体の防衛本能を刺激しない「力を使わない優しい手技」で、不定愁訴の本当の原因を根本から整えます。
長引く痛みや原因不明の疲労感にお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
